世界一の嫌われ者が会社を変える

世界一の嫌われ者だ。嫌われ者には嫌われ者のプライドがある。嫌われ者の立ち位置を理解し、それに応える日々。嫌われ者は会社に必要?

頭が固い上司を動かす3つのポイント

私はバカでブスな嫌われ者社員なので、みんながうなるようなアイデアが沸いてくることもなく、頭がコリッコリに固まっている。
何も考えが思い浮かばないまま、効率の悪い作業を繰り返すことも多い。

私は会社一の嫌われ者だ。
上司との話し合いで、他の人の意見ならなんなくオッケーな意見も、私が発した意見となると、急にハードルがスカイツリー並みに高くなる。


会社一の嫌われ者が、普段どうやって上司と噛み合わないハーモニーを奏でているか、今日は紹介したい。

会社一の嫌われ者が私と同じくらいコッリコリに凝り固まった頭の上司と、万が一上手くセッション出来た、となれば好事例だと思うので、ぜひ、悩んでみえる多くの人に活かしていただけるとありがたい。


頭がカッチカチに凝り固まっている昭和方式を頑なに守り続ける化石上司との会話は、知らない国の民族と会話する以上にストレスだ。

化石上司のアイドルは松田聖子中森明菜で止まっている。好きな歌は、最新、で尾崎豊だ。

私『zoomでお客様と…』

LINEを昨日今日知った上司に、伝わるはずがない。


私は、日々戦後から続く非効率な作業を、
こんな私ですら改善出来るとわかっている方法があるにも関わらず、
化石上司とセッションする勇気もなく、
非効率にやり続けている。

こんな毎日だ。

私は会社一の嫌われ者。
嫌われ者には嫌われ者のプライドがある。
嫌われ者には嫌われ者の役割がある。

嫌われ者が先陣をきらずして誰がきる。
改善案を意見するしかない。

ただただ、もちろん、一番のネックは化石上司だ。

この上司が、『ウン』と言わないと話が進まない。

そこでまず考えたのは、
上司とマンツーマンでの戦いは、負け戦(いくさ)とわかりきっているので避けた。

皆さんが集まっている何かしらの会議のついでに、提案をぶちこんだ~。

ポイント①
①洗脳させる作戦!
チャレンジ精神が今こそ必要だ、と言いきってしまうのだ!
変化を恐れる人間は仕事の出来ない人間である、と案に匂わせるのだ~。


私はこんな感じでぶちこんだ、
『○○(上司のこと)をはじめとした皆さんは、チャレンジ精神をお持ちで、柔軟な思考をお持ちです。そのため、お知恵をお願いしたいのですが…』
と言った。


柔軟な人間こそが重要だと言わんばかりの、強力なプレッシャーをかけるのだ。


作戦成功と思った矢先、
Aさんが、
『私は、難しいことはよくわかんない。時間かかるなら失礼させてもらうわ。』
と退室。

それに続いて、4名退室😭


気を取り直そうとしたその時、
Bさん、
『今のやり方とかを変えるのは皆さんの負担だから反対ですが、それ以外のことであれば。まずは話し合いだから』
と言い出した。


ちょっと待った~。
はいはい。その事です。
それについてでござんす。
そのあと、私がモゴモゴしか言えなかったことは間違いない。
(仲間がいないって辛い。)

そんな、私と同じ失敗を防ぐためにやっておきたいこと、

②先手を打つ

先手を打つことが大切だ。
ヤバイ人(ヤバヤバ発言しそうな人)が、ネガティブ発言しないように、先手を打つのだ!!

『○○さん(上司)のこの前の改善事業が、とても順調なので、あの改善を見本にしたいです。』
『出来る出来ない、とか、良い悪い、ではなく、皆様の柔軟な頭で、たくさんのアイデアをいただきたいです。半歩づつでも、を目標にポジティブに考えていけたらと思います。』

と言い切るのだ~。
ここまで言って、否定的な意見ばかり出ることはないと思いたい。

と、私は信じきっていた。
Cさんが突然、
『それって昔に部長が考えたやり方ですよね。部長の耳に入るとまずいかなと思われますが。』
みんな、部長のやり方に水を差すことなど出来ない、と一致団結して終了。

私はもちろん、
『部長ももしかすると喜ばれるかも、なんて。』と話し、一人静まり返った会議室を、反響させた。
(せめて、相づちを打ってくれる仲間が欲しい~)

ポイント③
偉い人が喜ぶだろうと、こじつけ理由を考えること!

上司が元々考えた業務となると、改善しにくい。
そこで、私は、
『部長は、最近よく他社にはないオリジナリティーが欲しい。や、他社に負けないような新しい物を作り上げたい。とおっしゃられているので、今回部長がよくご存知である、この事業を議題に挙げ、部長も巻き込めるような改善が出来れば、部長も喜ばれると思います。』
と話した。



何よりも偉い人が喜ぶこと、そして、事前に入念な情報収集をしてネガティブ発言が出ないように先手を打つこと、最後に『今の時代は勇気を出してみんなでチャレンジすることが大切だ。』と同調圧力をかけていくことがカッチカチに凝り固まった頭の上司を動かすには必要なようだ。


とかく、私はというと、8割がた、こんな作戦で撃沈している。
しかし、数撃ちゃ当たるとでも思い、開き直って果敢に挑んでいる!
当たることも時々あるのだ。
チャレンジする甲斐はあると思う。

そうそう、他部署の方がたくさん集まる会議で、新しい顔ぶれがあると必ず自己紹介を促されるらしいが、私は初めてというのに、顔パスだった。

うーん。ありがとう❤️
嫌われ者が会社を変える。