世界一の嫌われ者が会社を変える

世界一の嫌われ者だ。嫌われ者には嫌われ者のプライドがある。嫌われ者の立ち位置を理解し、それに応える日々。嫌われ者は会社に必要?

集客力を高めたい 先輩を丸めたい

集客力を高めるため、チラシを作ったり、動画で宣伝したり、あの手この手と試行錯誤する。

人の行動が変わってくれることを願い、私たちはたくさん戦略を立てる。

例えば、トイレのふたを閉めて欲しければ、
『トイレのふたをお閉めください』
と張り紙をするのか、
『トイレのふたを閉めれば財布のヒモも閉まる?さぁ、金なるふたを閉めてみよう!』
と張り紙をするのかで効果は違ってくる。

例えばトイレのふたのようなことがあったら、私のA先輩は、
『本当に金なるふたはあるのか』
と質問する。

世界一の嫌われものの私は
『テレビなどのタイトルでも、[◯◯で30年来の腰痛が消えた?]などとインパクトを狙ったタイトルがあると思います…』
などと説明する。

しかし、A先輩は、
『相手にとって虚偽となることは伝えられない。』
の一点張り。

嫌われ者の私は、
『内容は正しいことを伝えます。タイトルで客寄せパンダ的なインパクトを狙い、まずは興味を惹き付け、チラシを最後まで見ていただく目的です。』
などと話しても一向に伝わらない。

挙げ句の果てに、Aさんは、
『金なるふた、を辞書で調べたがこんなことばはない。』
などと言い出す。

結局、集客を狙いとしたチラシのタイトルが
『◯◯イベントを開催します。ご家族揃ってご参加ください』
となる。

チラシ作成の目的を見失う先輩なのだ。
こんな時どうすればよかったのか?


シュッとした内容のチラシを作るのが目的ではなく、あくまでも集客力を高めるためのチラシであることを前面に押し出してから、会話を進めるべきだった。

『今回集客力を高めたい。今までのチラシでは集まらない。試行錯誤している。』とまず伝えなければならなかった。

そして、
『集客力が低い理由として動画も閲覧数自体が少なく、タイトルからその後の内容を知りたいと思えない可能性がある。』
と論理的にタイトルにインパクトが必要な理由を述べるのだ。

『タイトルにインパクトを持たせるには今までと180度変わったタイトルが爆発力があるだろう。』
と今までの固定観念を捨ててしまうよう誘導するべきだった。


さぁ、嫌われ者の私は準備は整った、
インパクトのあるタイトルとして、
『この情報が◯◯を制する!』
とAさんに提示した。

そしたらAさん、
『情報を得られない人が傷つくだろう。誰かが傷つくタイトルはダメだ。』
と話す。

いやいや、情報をみんなに得てもらうためのタイトルじゃないか。

日本語は難しい。コミュニケーション能力が皆無な私には到底わかるはずもない。

お客様、ご参加ください。

令和はこれで参加してくださるのか??
誰か教えてくださーい。


会社が変わる。世界一の嫌われ者が会社を変える。