世界一の嫌われ者が会社を変える

世界一の嫌われ者だ。嫌われ者には嫌われ者のプライドがある。嫌われ者の立ち位置を理解し、それに応える日々。嫌われ者は会社に必要?

嫌われ者と反対勢力

今日もみんなの視線、ご指摘が暑い🔥
大炎上!!
私の単独お笑いライブに、みんなが観覧しに来てくださっている状態だ。
国立競技場で。ひとりアウェイ状態!!

コンクリートジャングルの中で、こんなに一人を感じられるなんて、なんとありがたい。

上司から、人員削減を目的とした効率的な事業を展開して欲しい、と要望があった。
さらに、お金については気にするな、とのことだ。

新たな事業展開にむけて、既存の事業に熟知している方から、
削減できる点、改善できる点のご意見をちょうだいした。

なんともたくさんの意見をいただいた。
ありがたい。

そのなかには、
『新しいことをすることで、今までのスタッフの混乱が起きる』
と私に対する意見と思われるものが多く見られた。

さらに、
『新たなことを考える時間はない。目の前の仕事をまず片付けたい』
『(私が新たに取り入れた仕事)○○のお陰で混乱する。効率的かどうかも、もはや不明。前が良かった。』

これでもかって言うほど、反対勢力の多さに圧倒された。

しか~し、立ち止まってはいられない。
バカは前にしか進めない。

今回の目的を明確にした上で、かつ、予算は気にするな、という点を大きく記載し、意見を資料としてまとめた。

この資料をもとに会議開催。

たくさんの皆さんの活発な意見のお陰で、大枠が決まった。後は細かな修正のみだ。
ありがとうございます!

その時だ、人の良さは顔から滲み出ているが、宇宙人と発信しているのかと疑う程のKY先輩が、口を開いた。
(この先輩、年功序列制度のお手本かというような我が社において、在職年数が課長の次に長い。いわゆる、うちの会社では、先輩の発言は絶対なのだ。)

口を開くな。閉じていろ。
そんな思いが強すぎるあまり、
先輩が、
『ちょっと』
と話した隙に、

私は別の方と話したフリを決め込む。

先輩、
『この話しなんだけど…。』

私は、先手を打つ、
『ありがとうございます!今の会議で○○まで確定しました点についてですね!』

先輩、
『予算がかかるからムリじゃない?』

オ~イ。起きてましたか~?
予算は気にしなくてもいいから、それ以上に、人員削減のための効率化、の話しですよね。

会議の目的を、見ましたか?

そしてそして、今までの話の流れだと、多少のお金の動きはあります。
ただ、人件費を考えると大幅なプラスですけど…。
みんなそのことも重々承知ですけど…。

私、
『予算はそれ程気にしなくてもよい、とのことでしたので!人件費を考えると全体的には、プラスに動く印象もあります。』

先輩、
『パッと受ける印象が、予算かかってそう。だから、多少は予算を考慮した方法を考えて。』

は?は?は?
仰られている意味がわからない。
どこの次元の会話なのか?
今のは宇宙語?

世界一の嫌われ者が数々の失敗から学んだことを活かした。

間違っていることを間違っていると言ってはいけない
一旦、端に置くのだ。
そうだそうだ。端に置こう。
世界一の、嫌われ者が空気を読む。

『ありがとうございます!皆さん予算についてもご心配だと思います。予算案についてまとめた資料を次回提示させていただきます。』

先輩、
『出来ないことを提示しても時間の無駄じゃない?』

こいつ、端に置いたのをまたまた中央に持って来やがった!
動悸息切れが激しくなる。

待て、私は世界一の嫌われ者だ。
何度も修羅場を、乗り越えてきた。

真っ向から戦いを挑んでは、滅多打ちにされる。
こんな時は、論点を少しずらす作戦だ。
こんなところで諦めたら、武士の情け。

『今回の私の資料は、お金の数字が全く入ってないです。ごめんなさい。数字の入った資料が必要でした。次回数字を入れます。』

先輩、
『今までのやり方でいいよね。変更なんて、面倒臭いし。』


はい、終了~。カンカンカンカ~ン。


世界一の嫌われ者は会議が進まない。
反対勢力に乗っ取られる。

まだまだ鍛練が必要だ!!
出直します。
先輩、嫌いじゃないです。

ただ、アメリカンな社会なら、あなたの席はありませんから~。
日本から出るなよ~😋