世界一の嫌われ者が会社を変える

世界一の嫌われ者だ。嫌われ者には嫌われ者のプライドがある。嫌われ者の立ち位置を理解し、それに応える日々。嫌われ者は会社に必要?

縁の下の嫌われ者

縁の下の嫌われ者。
嫌われ者には嫌われ者としての立ち位置がある。

仕事のスピードは人それぞれだ。
そして、正確性においても、人それぞれだ。

私は大きな仕事を任されることがもちろんない。
だから、仕事のスピードは否応なしに早くなる。
他のスタッフの資料を見る余裕まである。

Bさんと一緒に仕事に取り組んでいた。
私は自分が担当している部分の仕事は早々に終えていた。

Bさんの業務を手伝う。
ただただ、Bさんの指示が必要であることと、Bさんは元来ゆったりペースのかただ。
仕事は進まない。

上司がBさんへ、
『あの仕事できた?』

Bさん、
『○○さん(私のこと)がまだ出来ていなくて、催促してるんですけど。』

ちょっと待て~。
ま~、百歩譲って許そう。

私はBさんへ、
『一旦資料をセットしておきたいから、別々で、上司への決裁文書をあげませんか?』
と確認した。

Bさん、
『先にそっちだけでも仕上げないとまずいよね。』
ということで、まずは、私の文書のみで上司にお伺いを…。

念のため、Bさんに文書を回してから上司へ回そうと思い、Bさんの机に文書を置いた。


文書の名前が、私からBさんに変わっている。


私がセコセコ作った資料だぞ!!

ま~仕方ない。助け合いだ。
ここも許そう。
チームワークは、会社では必須の能力だ!
自分に言い聞かせる。

上司が案の定Bさんへ、
『もうひとつはどうなっている?』

『○○さん(私のこと)が頑張ってやってくれています。』

は~?は~?は~?

私がそっちの担当になったの?
いつからだ。
嘘も休み休み言え。
嘘つきは針千本飲まされるぞ!!

他のスタッフがBさんに、
『もうそろそろあの資料お客様にお渡ししなければいけない時期だけど…。』

Bさん、
『○○さん、今頑張っていて…。もう間もなくかと…。』
『こっちの資料(私が担当した方)は、出来てますよー。』


おい。おい。おい。
ふざけるな。おい。
八方美人で、自分の意思が皆無な方だが、ここまで調子がいいとは、笑えてくるレベルだ。

Bさん私に、
『○○さん(私のこと)が、やってくださるって言うからお願いしちゃった資料、皆さんお急ぎたから、手伝えることあったら、私に声かけて…。』
と、部屋中に響き渡る声で話している。


人生なめるなよ。
人生そんなに甘くないぞ。
自分の行いは必ず自分に帰ってくるからな。
痛い目見るぞ!
親が聞いたら泣くぞ。
お前それでも人の子か。

頭のなかで、悪口だけがこだましている。

上司がBさんへ、
『この研修受けないか?来年、エキスパートとして活躍して欲しい!』

ふへっ。ふへっ。フッフッホ~😂

Bさん、あなたが正解です
上司の一番のお気に入り。
あなたがエキスパート?エスパー伊藤
もはや、どっちでもいい。

Bさん、私は一生あなたの縁の下の嫌われ者としてついてきます😭