世界一の嫌われ者が会社を変える

世界一の嫌われ者だ。嫌われ者には嫌われ者のプライドがある。嫌われ者の立ち位置を理解し、それに応える日々。嫌われ者は会社に必要?

それでも地球は回っている

時は金なり。
1日をどう有効に使うのか。
何に対して有効と感じるか、それは人それぞれだ。

ただ、令和の時代、とても便利になった。
コピー機の前に立つと、必要部数をスピーディーに印刷してくれ、中にはホチキス留めまで知らぬうちに済ませてくれる。

今まで1時間かかっていた資料準備が10分ですむ。

うちの部署には、そんな高性能なコピー機が残念ながらない。
1つ上の階にある他の部署にはあり、空いていれば自由に使える。

正社員のCさん、
50ページくらいの資料のうち、2,3枚仕上がったごとに、パートさんへ印刷をお願いしている。

時間が倍以上かかるどころか、パートさんがCさんに拘束され、他のスタッフがパートさんにお願いしたい業務があってもお願いできない。

どう考えてもまとめてコピーしたほうが早い。

嫌われ者には嫌われ者のプライドがある。

しびれを切らした私、
『今日の夕方時間があります。まとめて上の階のコピー機で一気に資料準備しましょうか?』

Cさん、
『ちょこちょこ○○さん(パートさん)に、お願いしてるから大丈夫。』

一旦引き下がった。
よく観察していると、2,3枚印刷するが、誤字脱字を見つけては、また印刷し直している。

時間の無駄だ。
イヤ、それだけではない。
資源の無駄だ。
地球が泣いている。
この問題は、宇宙レベルの問題だ。

3歩進んで2歩下がるってやつだ~。
猿でもイライラするな。
付け焼き刃で仕事するな~。
周りに迷惑かけてるんだぞ~。

時間をどう使おうが人の勝手だ!
ただし、対価を貰って働いている以上、それに見合った時間の使い方ってものがある。

嫌われ者に言われたくはない。
みなさんの言いたいこと、胸に響いてます。

私、
『Cさん、すみません。この資料の締め切りっていつですか?』
Cさん、
『来週です。』

オーイ!
みなさん聞きましたか?
来週?来週?来週ですか?
それを三歩進んで二歩下がる?
出直してこい!!

と言いたいが、口に出して良いことと悪いことがある。

私、
『明日お客様がいらっしゃって、○○について知りたいってことです。すみませんが、以前のチラシの改訂版をいただいてもよろしいでしょうか?』

Cさん、
『そうそう。改訂版作るって話だったよね。まだ出来てない。今すぐ作るわ。』


もちろんCさん、隣の席の方と、
『こんなに急にお客様がいらっしゃるって言われても困る~。○○さん(私のこと)って本当、優先順位を立てて仕事して欲しい~。周りが迷惑よね~。』
と私に聞こえるように話す。

私は、
『すみません。いつも急なお願いで!Cさんの貴重な時間を奪ってしまい。 忙しかったですよね。』

Cさん、
『別にいいですけど、みんな限られた時間の中で仕事をしてるんだから、考えながら働いていてくれないと他の方にも迷惑がかかります。これから気をつけてもらっていいですか?』

私、
『はい。すみません。効率的に動けるよう、以後気をつけます。』

Cさん、またコソコソと、
『人の時間をあの人なんだと思ってるの。考えて仕事して欲しいわ~。』
と話している。


Cさん、あなたは学習しましたか?
効率的に動く大切さを。
そして、相手の時間を無駄にしない優しさを。
資源には限りがあることを。
地球はあなたのゴミ箱ではない。

それでも地球、アッいや、
それでも会社は回っている。
by 世界一の嫌われ者