世界一の嫌われ者が会社を変える

世界一の嫌われ者だ。嫌われ者には嫌われ者のプライドがある。嫌われ者の立ち位置を理解し、それに応える日々。嫌われ者は会社に必要?

会社で嫌われない3つの方法

私は会社一の嫌われ者だ。
だから、どうすれば会社で嫌われるのか、身をもって知っている。

嫌われ者だからこそわかる、『嫌われない3つの方法』をこの記事では紹介したい。
この記事が、新入社員の皆さんや久しぶりに仕事を始められる皆さんなどの参考になればありがたい。

この記事を読んでいただくと、どうやって私が嫌われて行ったかもお分かりいただけると思います。
ぜひ、バカだなぁとおおらかにお読みください。

ではでは。まずひとつめ

①あいさつは元気よく!! こんなのウソ
第一印象が肝心。
鼻水垂らしていた小学生の頃からあいさつは大きな声で、と叩きこまれていた。

もちろん私は、バカのひとつ覚えで
『おはようございます。よろしくお願いします。』
と叫んでみた。


あの暑苦しそうな顔は忘れられない。

よくよく考えてみると分かる。
松岡修造と毎日一緒に働くのは、勘弁して欲しい。

スーパーで隣の家のおばちゃんに会ったときの、
『おはようございます』
で十分だ。

絶対に松岡修造並みの、
『おはようございます』
は避けたほうがいい。

🤘ポイント①
はにかんだ、恥ずかしそうな、表情がおすすめ!
1歳女子がパパにおやつをおねだりする表情だ。

🤘ポイント②
ゆっくり静かに、しか~し、語尾がはっきりと聞こえるように話す!
『よろしくお願い ウニャウニャ 』
はもっての他。
芯はしっかりとしていて、落ち着いた人間であることは最低限アピールしたい。


ここまでこれば、私とは真逆の嫌われない会社人生のスタートが切れる!
はい。次~。


②『教えてください』を連呼~!
決して松岡修造になることなく、相手の目をみて、『教えてください』と話そう。
これでだいたい、周囲の教えたがりのおばちゃんの心は掴む。

私は転職組であり、会社の物のありかや会社独自のルール以外、仕事に関することは分かっていることがほとんどだった。
リアクションが命だ!
『なるほど』『ホ~ホ~』『すごいです』『初めて知りました』『さすがです』
出川哲朗を、見習うべし。

私はリアクションが薄すぎた。
『最近流行りのあのマリーゴールド歌ってる、あいみょんだっけ。知ってる?』

私『知ってます』
と言ってしまった。

ここは、
『へー、知らないです。最近の歌手とか、すごいですね』
となんとか大きなリアクションが必要だった。

会社ってメチャクチャ厳しい世界だ。

🤘ポイント①
知っていても知らないフリをする。
教えてあげている中『知ってます』は禁句だ。

おばちゃんが張り切って、『スキャンって知ってる?』って聞いてきたら、
『あれ?なんでしたっけ??教えてください。』
ととぼけた顔を見せるべきだ。

私は一言の返しで終わらせ、メチャクチャ嫌われた。

コミュニケーションはキャッチボールだ。
ボールを投げ返したくなる返しを心がけたい。

会社一の嫌われ者が言うからには間違いない。

例えば、ウソをつきたくないタイプなら、
『スキャンはあのコピー機でするのですか?あのコピー機の使い方教えてください。』
など話を広げることだ。

ではでは最後~。

③絶対に目立つな!張り切るな!
人間は群れで生きる動物だ。
目立つ人間は、私のように即集団から追放される。

また、絶対に張り切ってはいけない。
会議でおじさんたちが、
『PayPayってなんだ?そのカード見せろ。』
とか30分以上話していても、ここは修行僧になるのだ。
話しに割り込んではいけない。
話が振られるまで、貝になるのだ。

ここで注意が必要だ。
時々、話を振られることがある。
絶対に流暢に話してはならない。

必ず『私もよくわからないです。』
の謙虚さアピールの一言から話し始めることだ。

私は、流暢な日本語で一度も噛むことなく、説明し、メチャクチャ嫌われた。


こんな時は、わかりません、で終わってもいいのだ。
みんな知らなかったね、が日本人は心地よい。
チーム意識を高めることが重要なことも往々にしてある。

嫌われ者が言うセリフではない。

しかし、何度も言う。でしゃばるな~。
私みたいに世界一嫌われるぞ~。

よく、新入社員は、
『新しい風を』『新しい意見を』『新しい発想で業務改善を』
などと言われる。

そんな言葉は絶対に信用してはいけない。
張り切ったら張り切っただけ、イヤ、倍返し以上に嫌われる。

会社のおじさまおばちゃまたちは、長年のルーチンを何としてでも保守したい。
張り切って業務改善なんてしてはいけない。

いまだに電卓を使って計算している横で、Excel集計なんぞや、絶対にしてはいけないのだ。


会社一の嫌われ者が言うからには間違いはない。
出る杭は必ず、イヤ、間違いなく、打たれる。


会社で出世する人をよーく、よーく、観察して欲しい。
本当に仕事ができる人間が、出世しているのか。
もしくは、出世欲のなさそうなニコニコした、社長の話しに頷きだけで返すおじさまが出世しているのか。

改革派などの変わり種は、出世街道から往々にしてはずれる。

会社世界も、地域社会も皆同じ、人の好き嫌いで成り立っている。
気に入られたら勝ち。
仕事の出来など誰も見ていない。
見ているのは、忠犬ハチ公のような、真っ直ぐな忠誠心だけだ~!


世界一の嫌われ者は、皆様の健闘をお祈りします。
出来ればこちらの世界にも仲間が欲しいところですが!!


嫌われ者が会社を変える!!